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夜中に部屋を片付けた。私は妙に落ち着かなくなり、狭い部屋の中をうろうろとしている。 散らかった部屋に妙な落ち着きがある。 私は整頓された部屋の空間を満たそうと、意味不明な独り言をつぶやく。 独り言は、空気を膨張させる。 「私は、常に自分から発する膨張された空気につつまれていたい。」 私は、この、何かの隙間を埋めるための作業にいつしか徹する事になるだろうか。 それが、理想だ。 意味不明な文字を羅列して、出来上がったものが私の文字になったらいいな。 意味を持つことのほうがなんて簡単なんだろう! 意味を持たせまいとする労力の比ではない。 私は絶対に無意味に全てをやっていきたい。 意味など、簡単に後付けできるのだから。 難しいなぁ。 私は絶対に、私は絶対に誰かのために・・・とか、何かのために・・・とか、そして自分のために・・・とか、そんなモノは嫌なので・・・。 取りあえず、これから毎日部屋を片付けようかしら。
by kingyonoosasimi
| 2005-09-08 00:29
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